世界は今、かつてないスピードで変わり続けています。しかし、そんな時代においても人間にとって大切なことは変わりありません。それは「自分を生きる」ということです。
自分の内側に耳を澄まし、自分の意志においてやりたいことを行い、その責任を取ることができる。それが、本質的に自由で自立した大人の在り方です。
これからの時代は、一層「自由で自立した大人」であることが大事になってきます。変化の激しい時代であるからこそ、「自分であること」を愛することのできる、生き抜く根っこの力が求められるのです。
その力を育てる土台は、成長してからは記憶にも残らない、そしてだからこそ人間の無意識の領域に大きな影響を与える乳幼児期にあります。この乳幼児期の出会いを、私たちはとても大切に考えています。
ひとりひとりの子どもには、唯一無二のかけがえのない個性(霊性)が宿っています。その個性を大切に感じ取り、受けとめて愛と信頼の下に育む教育を大切にしています。
五感をいっぱいに広げ、身体を良く使い、安定した生活リズムの中でのびのびと遊び込む子ども時代はその子を一生支える土台となります。
子どもが、子どもらしく、子ども時代を過ごすことが、
どんな時代の変化に置いても、人間としてこの地球にしっかりと根を下ろして生きる力を育みます。
当園は、2008年にシュタイナー教育を実践する私塾の幼稚園として開園しました。
(認定こども園ではありません)
06年から始まった未就園児親子クラスがその前身となっています。
幼稚園部を主軸に、0歳児親子クラスから小学生クラスまで、12年間にわたる子どもの成長を見守る草の根の教育機関として、多くの子どもたちがここから巣立っています。
子育ての価値がないがしろにされることが多い現代社会ですが「子どもを育てる」ということは人類にとって何より大切な仕事だと感じています。
そして子どもたちとの暮らしは、私たち大人に気づきと喜びをいつもたくさん与えてくれるという素晴らしい人類のギフトを、みなさんと分かち合いたいのです。
園長および幼稚園部担任他。
公立保育士として7年間保育所や児童相談所に勤務後、2000年に音楽発信ホーム「仙台ゆんた」を開き、アンプラグドのライブ企画など行う。
並行してシュタイナー幼児教育者養成コースに学び、南沢シュタイナー子ども園(東京都東久留米市)にて吉良創氏に師事。08年仙台ゆんたに「虹のこども園」を開く。
民俗学とロックとにんじんを好む。1973年生まれ、射手座。