2/20たらちねの会「手を繫ぐレインボー天使」ご報告

2月20日。

今年度最後のたらちねの会を開催することができました。

今回は、親子クラスに通われているご家族で、お母さんとお子さんがお二人、幼稚園部のお母さんと昨年卒園したお子さんが参加してくださいました。

この会に向けて、スタッフ皆で羊毛を虹染めをしました。何度かに分けて染めましたが、同じものはなく、その都度に出てくる色合いが楽しい羊毛染めです。参加者の皆さんには、好きな色合いを選ぶところから初めました。

お子さんと一緒選んでみたり、飾りたい場所を想像したり、自分に響いた色を選んだり、それぞれに色選びを楽しんでいました。

羊毛を必要な大きさに分けるとき、羊毛を撫でて整えます。ふわふわと撫でていると、手の先から伝わる暖かさや心地良さが、自然と優しい気持ちにしてくれますね。

 

 

 

 

 

羊毛を扱う時のコツなどをお話ししながら、「手が大きくなっちゃった」「こっちは顔だね〜」「手を繋いでいるね〜」と参加者のお母さん達や一緒に来てくれた一年生のお子さんも、みんなで手仕事を楽しんでいただけました。

一緒に来てくれた小さなお子さんも出来上がった天使をみて、「きれ〜い!」とキラキラとした瞳が印象的でした。

今回の手仕事に使う道具は羊毛と自分の手だけ。

シンプルな手仕事から、春らしい色に染められた、ふわふわの愛らしい天使が手をつなぎました。

この日はスタッフのこどもたちと参加者のお子さんとで小さいさん達がいっぱいでした。

時折お母さんのそばへ来ては、また安心した様子で遊びに戻って行きます。

お母さんたちは、みんなでこどもたちを見守りながら、時にものづくりに集中。

手を動かしながら、お互いの暮らしのことや子育てのこと、こどもたちへの思いをみんなで共有しました。

暮らしを彩る手仕事は、喜びを感じ、こころが癒され、母親たちの穏やかな気持ちをこどもたちも感じ取っているかのようです。

子育てに、正解はありませんが、日々の生活に、ほんの少しの時間でも、そんな温かな時間があること、小さなこどもたちを一緒に見守り、手仕事したり会話をしたりする時間や場所への繋がりが、お母さんたちに必要なんだと改めて感じる会となりました。

そして同時に、こどもたちが安心して巣立っていく日まで、その温かさでこどもたちを包んであげられますように。

たらちねの会が、これからも皆さんにとって、心豊かに過ごせる母たちの学びの場でありますように。

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今年度、たらちねの会を通してご一緒したみなさんと、手仕事を共にし、

温かな時間に、繋がったご縁に、感謝の気持ちでいっぱいです。

たらちねの会に足を運んで下さったみなさま、本当にありがとうございました。

来年度も、

沢山の出逢いや、再会がありますように。

みなさまにまたお会いできる日を楽しみにしております。

 
 

 

(文・研修係  千葉