ご報告 1/30 たらちねの会「羊毛の手仕事」

130日。

年明け最初のたらちねの会を開催することができました。

ご参加くださったのは、会員の方2名で、お一人は小さなお子さまとご一緒にご参加くださいました。

今回の手仕事は、羊毛と羊毛フェルトで小さな小人作りです。

こどもの手の中にすっぽりおさまるくらいのとんがり帽子の小人さんです。

フェルトは、春らしい明るい黄色と優しいピンク色の2色からおひとつ選んでいただきました。

あらかじめ用意した羊毛ボールをてるてる坊主を作るように長細い羊毛で包み込み、小人の中身を作りました。

そのあと、とんがり帽子の洋服はフェルトをブランケットステッチで縫い、かたちを作りました。

サクサクと縫いすすめ、縫い終わると、もうすでにシルエットがかわいいです。

出来上がったフェルトの洋服に、小人の中身を詰めて、首の周りをぐるりと一周縫ってきゅっと引き締めると、顔と体の間が少しくびれて、2頭身のなんとも可愛らしい小人さんの出来上がりです。

今回作った小人のお人形は、目も鼻も口もないお人形ですが、子どもたちのファンタジーの力で、楽しい時は、小人も嬉しい表情。落ち込んでいる時は 、小人も悲しい表情で、共に寄り添ってくれます。

自らの手から生み出された小さなお人形は、とっても愛おしく感じますね。

皆さん、出来上がった小人をみんなで並べてみると、「かわいい〜♪」自然と笑みがこぼれていました。

おうちでも、小人をまだまだ作ってみたいということだったので、小人をひとつ作り終えた後、羊毛ボールを皆で作ってみました。

羊毛ボールは、今回の小人作りにも使われていますが、ふわふわの羊毛を小さく固く巻いてかたちのよいボールにしていきます。やってみると意外と難しかったりしますが、スタッフの先輩お母さんがコツを教えてくれたりして、ふわふわ、くるくる、羊毛ボール作りを楽しみました。

気がつくと、お母さんと一緒に来てくれたお子さんも羊毛や糸をくるくる巻いたりしていて、触り心地を楽しんでいる姿が、参加者さんやスタッフの皆を和ませてくれました。

羊毛を使って手仕事していると、指先から温かくぽかぽかして、心もからだもほぐれるように、皆さんリラックスした会となりました。

売っているおもちゃにも、素晴らしいものはたくさんありますが、お母さんやお父さんやこどもたちの周りにいる大切な誰かが、手をかけて作ったおもちゃは、愛がこもっていて、温もりがあって、かけがえのない贈り物になりますね。

子どもに贈るおもちゃ作る時間は、自分の手から生み出せる喜びや、ものを大切にする気持ちをあらためて感じさせられるものでした。

優しい時間を皆様と共有できたこと、心から嬉しく思いました。

ご参加ありがとうございました。

           (文・研修係 千葉)