ご報告 7/19たらちねの会「染め紙うちわ」

7月19日。

今年は、戻り梅雨となり再び雨の日を迎える日々でしたが、この日は天候に恵まれてうちわ作りにぴったりの夏らしい日となりました。

3組の方がうちわ作りに参加してくださいました。

簡単に作り方をお伝えして、さっそく染め紙を始めました。

まずは、みなさん同じ折り方のもので染めてみました。皆さん童心に返ったように、絵の具を染み込ませ、思い思いに色をかさねてみたり、水を含ませふわっとにじませたり。紙に色が吸い込まれいていく様子を楽しんでいたように思いました。

 

一緒に参加されていたお子さんも、最初はお母さんと一緒に少し離れたところから見ていましたが、染め紙を始めると次第に自分からどんどん夢中になっていました。

紙を広げる姿は、大人も子どももとても真剣。紙を破かないようにそっと静かに開く。

広げた和紙はどれもとても美しくて、その都度お部屋に皆さんの歓声が、、、

同じ折り方でも柄の出方も印象も違い、毎回意図していない新しい色や模様に出会う。

あれやこれや頭を使わず、無心に色と遊ぶ感覚に、いつのまにか自分自身が癒されているように思いました。

その後、スタッフの実演とともにうちわの骨に染め紙を貼りに、皆さん手早くとてもきれい仕上げられていました。素敵な装飾を施している方もいました。

「家にあるうちわも張り替えたいね〜」「さっそく染め紙をおうちでも」との嬉しい声も!

おうちでも手仕事したいけど、普段の生活の合間になかなか時間を割くのが難しい、道具を用意して思い立ったはいいけど、まだおうちで眠っているなど、、、参加者の皆さんの言葉にスタッフ一同も共感でした。

「手仕事」と聞くと何か特別なものを作らなくては、、、など、構えてしまうことはあるかもしれません。
でも、小さな子どもや家族と過ごす中で、常備菜や保存食を作ったり、子どもとの散歩で摘んだ野花を生けてみたり、ちょっとした縫い物をしたり、家の中に季節を彩るものを飾ってみたり、日常の中にこそたくさんの手仕事があって、皆さんの大切な時間になっているのではないのかなと思います。

これからも、皆さんと集まって、こどもの事、日々の暮らしのことを話したりしながら、楽しい小さな手仕事の時間を共有していけたらと思っています。

皆様、ご参加ありがとうございました。

次回は、藍錠染めを予定しております。

今年度の年間スケジュールもホームページのお知らせ欄に掲載しています。

みなさまのご参加、お待ちしております。

⭐︎たらちねの会インスタグラムでも、詳しい内容を随時発信しております。

ぜひ、そちらも併せてご覧ください。

(文・研修係 千葉)