1月22日。今年度最後のたらちねの会、糸紡ぎを開催しました。
自己紹介をし、さっそく練習開始。
スピンドルという木のコマのような道具を回して、1本の糸を紡いでいきます。
ちぎった羊毛にスピンドルの回転で撚りがかかり、ゆっくりゆっくり、ちょっとずつちょっとずつ糸になっていきます。
はじめは上手く撚りを羊毛に伝えられなかったり、切れてしまったり。細かったり、太かったり、よりが強かったり、甘かったり、色々な糸ができますが、今日はじめて紡いだ、という方もだんだんと紡げるようになってきます。
糸紡ぎは幼稚園の親子クラスでも母たちは取り組みます。最初は上手くできず、苦手意識があったというスタッフ。それから家で紡ぐことに取り組み、今日は講師として紡ぎのコツをいっぱい教えてくれました。
糸がスピンドルに貯まったら今度はさっきとは反対の撚りをかけて、双糸という、二本の糸を作ります。左回りだから、左手で回すといいよ、と言うスタッフ。確かに!そんなコツもあるんですね。
おしゃべりしながら、赤ちゃんをあやしながら、一人黙々と。糸を紡ぐ時間。
双糸が出来たら、糸を蒸して撚り止め。毛糸ができました。
はじめの糸はポコポコとした風合いがなんともかわいい毛糸です。これで何を作ろうか。
羊毛を紡ぎ、糸にする。糸を編んで、織って布にする。
枝を集めて、鑢をかけてスピンドルを子どもと作ったよ、と紹介してくれたスタッフ。
絵本「ペレのあたらしいふく」のように子どもの上着とはいかないまでも、簡単な道具を使って身の回りの物を自分の手で作り出せるのだ、という確信。必要なものはこの地球が全て賄ってくれるのだ、という安心感は、私たちを自由にしてくれる気がします。
暮らしをこの手に取り戻す。思うような丁寧で穏やかな生活ができる毎日だけではないけれど、心はそこに在る。
そんなことを感じた会でした。
今年度、最後のたらちねの会となりました。
ご参加してくださった皆様、どうもありがとうございました。
また来年度、お会いできる日を楽しみにしております。
(文・研修係 高島)