小さな声が聞こえるところ41「虹の知らせ」

3月。幼稚園部の卒園のつどいと、それから赤ちゃん組から小学生クラスまで、
計6クラスの修了を見届け、ちょっと放心している新月です。

今月になって、新型肺炎の影響から様々な社会的対応が迫られましたが、
小さな虹のこども園でも、
私が風邪をひいたのを機に大事をとって2日間休園したり、
卒園のつどいの保護者参加は卒園児保護者のみに限定したり、
謝恩会を取りやめてもらったり、
各クラスの修了の集いを時間短縮したり、、、
つどつど、いろんなことを判断し、
変更を重ねていくのはなかなか大変なことでした。
何より、残り少ない保育の時間や、修了を祝う大事な時間が
削られていくことはとても辛いことでした。

「よりによってこの3月に、、、」
つい出てしまう言葉に自分でハッとしました。
震災の時にも言っていたなと思い出したのです。
東北に住む者にとって、大事な3/11の9年目となる追悼の集いが、
各地で縮小・中止を余儀なくされたのも、とても心痛むことでした。

でも、この日に東北の各地では、それはそれは大きな立派な虹が出ました。
しかも、ちょうど午後2:46ほどの頃に。
(河北新報記事より)
なんだか、それだけでとても救われた気持ちになりました。
天国にいる人たちが、生き残った私たちにエールを送ってくれているように感じました。

この世に肉体を持って生きるということは、常に困難と隣り合わせです。
そして困難があるときにこそ人は、
「どう生きるか」と自分自身を問われるのですね。

今、新型肺炎の流行はアジアにとどまらず世界中に広がり、
様々な未曾有の影響をもたらすのではとみんなが心配しています。
政治、経済、医療、福祉、教育、軍事、、、

でも、こんな時こそ自分に問いたいのは
「どう生きるか」「どんな世界に生きたいか」
ということなのではないかと思います。
不安や心配に飲み込まれずに、日々を自分らしく創造していくことは、
「世界を信頼していくこと」でもあります。
そしてそんなひとりひとりの大人の小さな姿勢のありようが、
子どもたちの安心と世界への信頼を育んでいくのだと思うのです。
つまり、それは未来を創ること。
虹の知らせが、それに気づかせてくれました。
  
(この連載は毎月新月・満月の更新です。次回は4/8満月の更新です)

急遽、zoom講座を開催します。
下北沢のマヒナファーマシーさんでの企画です。
必要な方にどうか届きますように。

🌸オンラインお話会 お母さんたちへ
「子どもの生命力を守り育む〜
” 非常事態 ” だからこそ大事にしたい5つのこと〜」

シュタイナー教育の現場で大切にされている「子どもの生命力を守り育む」
基本のありようをお伝えしながら、
今回の「非常事態」だからこそ大事にしたい5つのポイントをお話しします。
そしてまた、子どもの生命力を守り育もうとする姿勢そのものが、
いつでも大人自身の健康も守ってくれるということを、お約束したいと思います。

日  時:2020年3月26日(木)14:00〜15:00

参加費用:2,500円

お申し込み頂きましたら、詳細をお送りいたします。
オンラインお話会は、ZOOMを使用してパソコンやスマートフォンで
どなたでも簡単に参加いただけます。
― お申し込み方法 ―
マヒナファーマシーお問い合わせのページからお申し込みください。
本文にタイトル「オンラインお話会」と明記していただき、
お名前・住所・年齢・メールアドレス・お子さんがいらっしゃったらお子さんの年齢、
を記載してください。


文・虹乃 美稀子(園長/担任)
公立保育士として7年間保育所や児童相談所に勤務後、
シュタイナー幼児教育者養成コースに学ぶ。
南沢シュタイナー子ども園にて吉良創氏に師事。
06年、シュタイナー親子クラス開設
08年、「東仙台シュタイナー虹のこども園」開園   
仙台・東京・岩手にてシュタイナー講座・子育て講座を通年開催

著書「小さなおうちの12ヶ月」(河北新報出版センター)

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