2月になりました。新暦では2月ですが、日本人が長く親しんできた月の暦である陰暦では、今年は1日新月が旧暦元旦です。そして節分で豆を撒いたら、立春元旦を迎えます。暦の上では春を迎えるわけですが、外を見れば東北はまだまだ真冬の最中。少し郊外に出ると、冬枯れした静かな世界が広がっています。そのシンプルで凛とした美しさを愛でながら、地中では、一年で一番いのちのエネルギーを溜めている季節であることを思います。巣立ちの春まであと少しの、愛しい日々をこどもたちと過ごしています。
1月の幼稚園部は小正月に向けて、「団子の木」を作ることから始まります。「餅花」「まゆ玉」などとも呼ばれる、ミズキの枝に団子を刺す風習は昔から東北地方に伝わっています。団子を刺すのが楽しい子、団子をつまみ食いするのについ夢中になってしまう子とそれぞれに楽しみました。
小学生クラスでは、家に持ち帰って飾る自分だけの団子の木を作ります。ひょうたん型の福飾りも作り、新年の抱負も書き入れました。毎年恒例行事なので「今年もあれ作るんでしょ!」といいながらやってくる子どもたち。変わらず毎年同じことを、安定して繰り返すことができることの幸せに、子どもの言葉を通して改めて気づかされています。
今月は、来春本科幼稚園部に入園される方々への入園準備説明会もありました。新年度は6名の年少さんが入園予定です。準備していただく持ち物や、入園までに心がけていただいておきたいことについてお話ししました。箸をまだ上手に使えないと心配されている親御さんもいらっしゃいますが、入園すると自然と大人や周りの子どもたちの使っているのを見て、上手に使えるようになるものです。子どもは模倣しながら成長していきます。健康な子どもの模倣による学習の力は大変大きく、そのために「より良い模倣ができる環境」を整えるのが幼稚園の役目でもあります。
牛乳・卵・白砂糖を使わない シュタイナー幼稚園のレシピ
きらず揚げはおからで作ったお煎餅ですが、これは揚げずに作るヘルシーなおやつです。
・生おから70g・米粉60g・片栗粉30g・てんさい糖25g・塩2g・アルミニウムフリーベーキングパウダー5g・菜種油30g・無調整豆乳25g
①ボウルに全ての材料を入れ、手で全体を混ぜ合わせひとまとめにする。(まとまらないときは豆乳(分量外)を足して調整する)②3ミリに伸ばし、細長くカット(1センチ×5センチ)し、オーブン180度で25分焼く。天板に乗せたまま冷ます。
監修 嶋祐子
年も春始まりのゆんたスケジュール手帳が出来上がりました。2022年3月から2023年4月までのマンスリーページと11ページ分のメモページがあります。毎月に「シュタイナーの言葉」が掲載されています。表紙は毎年、教室で描いているにじみ絵です。(園長の趣味の俳句も月ごとに掲載されております。。。)
手帖代700円+送料(1冊140円、2冊180円、3冊〜 冊数に応じる)でお送りします。ご注文はこちらから。
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