いよいよ3月です。巣立ちの時が近づいてきました。幼稚園部の年長さんたちは、毎週火曜日は午後まで延長保育をしながら、卒園制作に取り組んでいます。卒園制作では、一人ずつ自分だけの妹・弟となる「坊ちゃん人形」を作っています。人形のための縫い仕事をし、部屋の雑巾がけをし、おやつを食べて、昔話を聞き、キンダーライアーを弾く時間を持っています。全部終えてお母さん方がお迎えにやってくると「最初っからもう1回全部やりたい!」と口々に言います。先日は、おやつに一人ずつみかんを手絞りして、「みかんジュース」を作って飲みました。その美味しいことと言ったら!ジュースってこうやって作るんだ、おうちでも絶対作ってみる、と子どもたち。みんな大事にちびりちびりと味わっていました。
3日の節分は例年通りに豆まきをしました。年長さんは、毎年恒例の張り子の本格的な鬼面を作ります。卒園児たちは、かなり大きくなるまで愛用しているようです。笑この年長児が鬼面を作る様子を年少さんの頃から憧れて見ているので、年長になったときの節分にかける期待と意欲はとても大きく、今年も数日前からワクワクが教室に溢れていました。園での豆まきを終えたら、年長さんたちのみで豆まき散歩に出かけます。通りすがりの方々に声をかけられることが、なお喜びを膨らませているようです。
毎年「入園・進級のつどい」の中で、子どもたちは稲の種籾を植えます。園で大変お世話になっていた有機農家の六根舎さんの遺された籾種を大事に育てていますが、プランター栽培で、収穫は一握り。少量だけに、脱穀も籾摺りも手作業となります。今まで籾摺りがなかなかうまくいきませんでしたが、今年は農業の先生からのアドバイスを受けて、小さな杵臼でついてみたところ、よく剥がれました。取れた籾殻を皿に乗せてふーっと吹き飛ばす作業は、子どもたちが面白がります。そうして選別した玄米をガラス瓶に少しずつためました。小さなおにぎりにして、みんなで食べたいです。
こちらは月に1回の1歳児親子クラスみつばちクラス。この日はお休みも多く4組のみのご参加でしたが、子どもたちがクラスを楽しんでいる熱気はとても4人だけとは思えないほど、、、。たった月に1回のクラスですが、いつも同じ流れ、同じ顔ぶれであることを大事にしているので、子どもたちは1年も経つとクラスの流れをよくわかって、次はお片づけしておやつだ、と張り切り、おやつが終わるとイスを並べてあの大好きな遊びをやろう!とワクワクしています。お休みすれば互いに2ヶ月、3ヶ月と会わないこともありますが、お友だち同士にも親しみを感じて、一緒にままごとをしたりやりとりをする様子が見られるようになり、1年の成長を感慨深く思います。
牛乳・卵・白砂糖を使わない シュタイナー幼稚園のレシピ
粉類・小麦粉75g・全粒小麦粉65g・てんさい糖5g・塩2~3g・アルミニウムフリーベーキングパウダー小1/4液体・板粕30g・水20g・菜種油40g・無調整豆乳20g
①ボウルに粉類の材料を全て入れ、ホイッパーで混ぜ合わせる。②小鍋に板粕と水を入れ弱火で混ぜながらペースト状にする。火を止め豆乳をいれる。③①に菜種油をいれ、指先で油と粉類をなじませ、②をいれて、全体をひとまとめにして、3ミリに伸ばし、好きな形にカットする④天板に並べて170度20分焼く。天板に乗せたまま冷ます。
板粕は、グリルで焼いてお酒のあてにしたり、味噌汁に少し入れるとコクがでます。
監修 嶋祐子
年も春始まりのゆんたスケジュール手帳が出来上がりました。2022年3月から2023年4月までのマンスリーページと11ページ分のメモページがあります。毎月に「シュタイナーの言葉」が掲載されています。表紙は毎年、教室で描いているにじみ絵です。(園長の趣味の俳句も月ごとに掲載されております。。。)
手帖代700円+送料(1冊140円、2冊180円、3冊〜 冊数に応じる)でお送りします。ご注文はこちらから。
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