10月。園庭で育てている稲が実り、色づいてきました。あとはスズメたちに食べられないよう気を配りながら、収穫のチャンスを見極めます。毎春、入園のつどいで子どもたちが蒔く、籾種。今年もしっかり実りをもたらせてくれて、感謝です。ー実るほど頭を垂れる稲穂かな
今年は中秋の名月と満月が8年ぶりに重なるという年で、前後の日も含めて美しいお月さまを眺めることができました。幼稚園部では、お月見団子を作り、ススキや園に咲く萩をおみやげにしました。うさぎの耳を工作して頭につけて、「月見うさぎ」のライゲンも楽しみました。
秋は毎年、1、2歳児の親子クラスと幼稚園部の合同の秋の遠足に行きます。幼稚園部は毎月の「森のこども園」の場所として慣れ親しんでいる県民の森。今年度初のアスレチックに挑戦です。予想以上に年少さんたちが果敢に取り組んでいたのが印象的でした。親子クラスは、お母さんと一緒に広場に残り、自然の中で草木染めの毛糸を使っての「蜘蛛の巣あみ」を楽しみました。
小学生ミカエルクラス は、久しぶりににじみ絵をしました。次回のミカエル祭に向けて、光の柱と龍をイメージして描きました。にじみ絵は1年生から6年生まで、みんなそれぞれに好きな活動のようです。いつもはにぎやかな教室がしばらく静けさで覆われます。
シュタイナー教育の祝祭として知られる、9/29のミカエル祭。大天使ミカエルから正義と勇気の力をいただきます。この日は幼稚園部は赤い服を身につけて、集まります。教室の一角に設えられた「龍の洞窟」に一人ずつ入って、剣を取り出し、それを持ってライゲンを踊り、みんなで作った「ミカエル祭のりんごのケーキ」をいただきます。最後は、ピカピカに磨いた赤いリンゴを、先生と一緒にジグザグに切れ目を入れて「星のりんご」を生み出します。子どもたちが大好きで待ちわびている、楽しい祝祭です。
牛乳・卵・白砂糖を使わない シュタイナー幼稚園のレシピ
涼しくなり、焼き菓子のおいしい季節になりました。粉を一切使わないシンプルな材料で、バナナの甘味だけでいただく素朴なクッキーです。
・熟したバナナ120・オートミール40g・刻んだクルミ10g(あれば)・塩少々
①ボウルにバナナを入れ、フォークで潰しペースト状にする。オートミールと塩を入れ全体をよく混ぜる。ラップをし10分生地を休ませる。②オーブン余熱170度天板にオーブンシートをひき、25g位で6等分し、フォークの背で丸く平たくのばす。170度で20分焼き、その後160度で13分焼く。
監修 嶋祐子
更新日
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