いよいよクリスマスを待つ1ヶ月間のアドヴェント(待降節)に入りました。私たちは一年で一番闇が深まり冬至へと向かうこの季節に、自らの内側に精神の光を見出します。園では、りんごに手作りのみつろうろうそくをさして、一人ずつ床に大きく敷いたモミの枝の渦巻きの中に入っていきます。それはとても静かで厳かな時間です。今年もアドヴェント入りした11/28の日曜日の夕方、暗くなった園舎に集って、まずは本科の幼稚園部からセレモニーをスタートしました。毎年、なんの説明も練習もなく始まるのですが、子どもたちはとても静かに、りんごろうそくを落とさぬようにしっかりと抱えて歩いていきます。年少の子が、一つずつお友達が灯して明るくなっていく部屋を見て「少しずつ明るくなっていくね」と感動したようにつぶやいていました。
18日、県立こども病院の奈良隆寛先生、奥様の美智子さんをお迎えして、幼稚園部の子どもたちに向けてサーランギーというインドの古典楽器のミニコンサートがありました。子どもたちが普段親しんでいるわらべ歌を色々弾いてくださり、合わせて歌うのを楽しんだり、また秋に演奏されるというインド音楽の初めて聞く調べにも、うっとりと耳を傾けている子どもたち、生の楽器の音色に存分に浸りきる経験を楽しみました。
毎年11月は幼稚園部と、それから2歳児おやがめこがめクラスでそれぞれに餅つき会をしています。毎年経験を重ねているお母さん方は手つきも慣れたものとなり、子どもたちと一緒の餅つきも楽しみながら、ホッカホカのできたてのお餅を楽しみました。
小学生ミカエルクラスでは、フォトジャーナリストであり、バイオディーゼルカーで世界一周をされた山田周生さんをお迎えして、ご自分で発明された、廃油を車の中で化学反応させてバイオディーゼル燃料に変換させる機械を搭載した車「バスコ5」の見学と、世界72周分を旅してきたお話を子どもたちにしてくださいました。子どもたちは、(お迎えに来たお母さん方も)世界中を走ってきた、見たことのない未来的な車の構造に興味津々でした。
牛乳・卵・白砂糖を使わない シュタイナー幼稚園のレシピ
・だいこんすりおろし・白玉粉か、片栗粉・油・醤油(食べる時)
①だいこんをすりおろす。水分を軽くしぼる。(しぼった形が軽く形が残るくらい。)重さをはかる。②ボウルに、①と、①の半量の白玉粉(もしくは、片栗粉)を入れ、よくこねる。5cmくらいの丸にして平らにする。厚みは8ミリ。③フライパンに油をいれ、両面に焼き色がつくまでじっくり焼く。④お皿にとり、塩や醤油をつけて食べる。
白玉粉だと、ふんわりもちに。(写真左)片栗粉だと、むちむちもちになります。(写真右)お好みで、ゴマ、青のり、青ネギを入れたり、しょうゆとみりんで最後にじゅーとまわしかけても美味しいです。
しぼり汁はスープや味噌汁に使ってください。
監修 嶋祐子
「いちばん大事な子育ての順番」発刊1周年を記念して、園で直販ができるようになりました。
発刊1周年記念販売として、サイン、およびメッセージ入りの直販を行なっております。こちらは12月11日まで限定1ヶ月間の記念販売となります。
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