今年は梅雨が短く、早々と燃える暑さがやってきました。季節の進み具合が加速しているのを感じます。そんな中で、毎年季節がめぐるたびに変わらず祝う、行事や祝祭というのは本当に尊いものです。私たちの体が呼吸し、循環して命を繋いでいるように、地球もまた大きく呼吸しながら、季節を生み出しています。季節の行事を祝うということは、地球のリズムと私たち人間の暮らしの呼吸合わせをすること。まだ人生の歩みが始まったばかりの子どもたちにとっても「これ去年もやったよね」「来年もまたやろうね」そんな記憶と見通しの確認ができることは、安心であり世界への信頼を培う大事な機会。今年も、七夕を祝い、星々への祈りを届けます。
幼稚園部では、父の日の前日に恒例の「お父さんといっしょのつどい」が開かれました。普段はなかなかお忙しくて園にいらっしゃれる機会のないお父さん方をお招きして、お仕事の話を聞いたり、一緒に宝物探しをしたり。毎年園児お揃いのTシャツの草木染めもしています。今年は各ご家庭で集めていただいた玉ねぎの皮を使って染めました。お父さんと子どもたちの共作の絞りを入れて、しっかりお日様色に染め上がりましたよ。
雨で延期となった幼稚園部春の遠足にもやっと行けました!毎年最初の遠足は、分室ピリカに遊びにいきます。梅仕事をして、いちご摘みをして、それから近くの大きな公園で思い切り走ったり、崖登りしたり、木登りにも挑戦。最後は年中、年長さんだけで近くの「どんぐり山」までミニ登山もしています。山道の途中で見慣れた分室のお家を眼下に見下ろし、みんなで「ヤッホー!」と叫びます。
園庭のラズベリーは今年も豊作。普段はたくさん摘んでは、幼稚園部の給食で、子どもたちが捏ね上げた石臼挽きパンに塗るラズベリージャムを作っています。時々、予科おやがめこがめクラス(2歳児親子クラス)の子どもたちも、お庭遊びの時間に収穫を楽しんでいます。こちらはもっぱら味見が中心です。笑
牛乳・卵・白砂糖を使わない シュタイナー幼稚園のレシピ
材料)作りやすい量水200cc無調整豆乳250cc豆乳ヨーグルト250gてんさい糖40g粉寒天4g葛粉7g
①鍋に水、寒天、葛粉、てんさい糖を入れてしっかりかき混ぜて中火にかけて、耐熱ゴムベラで絶えずかき混ぜる。ふつふつしてきてたら、ゆっくり豆乳を注ぎ入れよく混ぜたら火を止める。②①にヨーグルトを入れてなめならかになるまで混ぜ、器に流し込む。③あら熱がとれたら冷蔵庫で冷やす。
そのままでも、フルーツをのせたり、ジャムなど好みのものをかけて食べてください。
監修 嶋祐子
更新日
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