お散歩をしていると、イガ栗があちこちに落ちているのを見つけるようになりました。秋ですね。連休の間にたくさん拾った栗を、子どもが園に持ってきてくれてみんなで食べたりと、秋の実りを味わっています。
ここ数年、園庭の小さな畑で麦を育てています。収穫した麦は、石臼で挽いて給食のパンにしています。同じタネをつないで育てていますが、今年の麦は、とりわけ藁が黄金色。品種は変わらないのに不思議です。籾摺りして、藁は短く切って子どもたちのネックレスにしました。金属のように見えるほど、美しいです。
1歳児親子クラス「ひこばえ」では、お母さん方が1年をかけて手織り仕事に取り組んでいます。縦糸に羊毛や毛糸を通して行く、織物の原型となる手仕事です。初めてのお母さんでも、単純な作業に夢中になられる方が多く、気に入ってお家に持ち帰って取り組まれる方も。遊ぶ子どもの傍らで大人が手を動かしているのは、子どもにとってもゆったりとした時間の流れる安心した光景です。
今年も幼稚園部ではミカエル祭を行いました。大天使ミカエルは、正義と勇気を象徴する大天使。秋分の敷居を超えるお祭りとして、秋の季節を祝います。ドレスコードは赤。何か赤いものを着たり、身につけて集います。竜の眠る洞窟から「正義の剣」を取り出してくるのは、ちょっとした勇気を必要とします。今年も無事にみんな取り出してきて、ミカエルのライゲンを踊り、赤いリンゴを星型に切ってお祝いしました。
牛乳・卵・白砂糖を使わない シュタイナー幼稚園のレシピ
りんごのおいしい季節になりました。簡単でおうちでも気軽に作れるミカエル祭のりんごのケーキ、時々レシピを聞かれるので、再掲載いたします。
材料)天板1枚分全粒粉 150g地粉 150g菜種油 80cc塩 小さじ1/4リンゴ 1個1/2個(トッピング用)くるみ 1/2カップ水 適量はちみつ 適量
全粒粉、地粉、塩を泡立て器でよく混ぜる1に菜種油を加えて全体に混ぜる2にいちょう切りにしたりんご、刻んだくるみを加えて混ぜるまとまらなければ、水を加えて混ぜる天板にクッキングシートを敷き、平らになるように指で押しながら伸ばし入れる。トッピング用のりんごを乗せ、はちみつを糸状に垂らす。200度のオーブンで20~30分焼き、焼き色がついたら出す。
2023年度の幼稚園部入園を検討されている親子さんへの、入園体験会を行います。幼稚園部の流れを、大まかに親子でご体験いただけます。保育室で自由遊びの時間を過ごした後、みんなでわらべ歌遊びを楽しんだり、おやつを食べたり、お庭で遊んだりしましょう。お帰りの時間には小さな人形劇も予定しています。
シュタイナーの芸術療法としても知られている「ぬらし絵技法」のにじみ絵は、何を描くかということよりもそこに自ずと広がっていく豊かな色彩の体験そのものが魅力です。絵の上手い下手は全く関係なく、初めての方でも楽しんでいただけます。この講座では、シュタイナー教育の現場で行われている「にじみ絵」(ぬらし絵)の道具の説明、絵の具の扱い、始める時の歌、子どもとともに行うときに気をつける留意点などを、実際に描いてみながらお伝えしています。この動画はお申し込みいただくと、2023年1月末日までご視聴可能です。
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