もうすぐ、園は夏休み。
夏休みの間には「星まつり」と名付けた夏祭りがあります。
幼稚園部を中心に、この春に卒園した1年生も招待し、親子クラスや小学生クラスの子どもたちも集まってのお祭りです。

水ヨーヨー釣りや、いろいろなゲームをスタンプラリーしたり、小さなコンサートタイムや人形劇があったりと毎年いろいろメニューは変わりますが、最後はいつも「虹のこどもの盆踊り」を輪になって踊り締めとなります。
この盆踊りは、私が園が始まった最初の頃に作りました。
実習していた南沢シュタイナー子ども園の吉良先生が、オリジナルの盆踊りを子どもたちと踊っていらしたので「盆踊りもつくれるんだ!」と開眼したのがきっかけです。
子どもの頃、町内会の盆踊りなどで浴衣を着て踊るのが大好きでした。
趣味で中世の風流踊りの稽古も長く続けています。
若い頃はベンガルダンスやフラもかじってみましたが、一番自分にしっくりきたのは日本の踊りでした。
盆踊りの良いところは「輪踊り」であるところです。
輪踊りは「正面」というものがありません。
つまり「見せる」踊りではなく、輪になって踊る人たち自身のための踊りなのです。
これは、まだ自我の目覚めていない幼児にも向いていると言えます。
シュタイナー園で毎日踊る「ライゲン」はドイツ語で「輪舞」という意味がありますが、ライゲンを踊る時も「正しさ」は全く関係ありません。
振りが間違っているとか、覚えていないとかは関係なく、ただただ教師を模倣して「七夕」とか「たけのこほり」とかその季節のテーマの世界を泳ぐように漂い、味わい、吸い込んでいきます。
盆踊りも似たようなところがあって、事前練習などしなくても、その輪に飛び込んでしまえばみようみまねで踊れてしまう、そんな気軽さがありますよね。
そしてみんなが同じ方向に進んでいるので、多少人と違う振りになってしまっても目立つこともないですし、よくわからなかったら、ただ進行方向に一緒に回っているだけで、言葉通り「輪を乱す」こともありません。
そして味わう一体感のなんと心地よいこと!
大人も子どもも無心になってひとつ輪で、歌い踊る楽しさは、実は古今東西人類が大事にしてきた遊びであり、祈りでもありました。
ぜひこの夏は、盆踊りを気軽に楽しんでみませんか。
旅先のその土地のお祭りにお邪魔しても良いでしょう。
知らない土地での方が、人目を気にせず踊れることもあるかもしれません。
子どもは、自分自身が踊ること以上に、実は身近な大人が楽しそうに踊っている姿を見るのが大好きなんです!

(文・虹乃美稀子)
次回は7月29日満月🌕の更新です。




