新学期がスタートしたかと思えば、あっという間に1学期も最後の月になりました。春の頃には、お母さんと離れるのが恋しくて泣きじゃくっていた新入園児も、今では自分から笑顔で教室へ。短いようでいて、やはり子どもにとっては成長という階段をしっかりと上ってきた3ヶ月。まだ梅雨真っ盛りの日々ですが、もう少ししたらいよいよ夏休みです。

「お父さんと一緒のつどい」

幼稚園部では毎年父の日の前日の土曜日に、普段園でなかなかご一緒できないお父さん方をお迎えして「お父さんと一緒のつどい」を開催しています。
子どもたちは招待状を手作りしてお父さんが来る日を楽しみに待ちます。
当日は、自己紹介を兼ねてお父さんの小さな子どもの頃の思い出話しを伺うのがお楽しみです。
カマキリの卵を押入れに入れて、お布団の中で孵化させてしまったり!、みかん食べ過ぎて顔が黄色くなったり、幼稚園の初恋の女の子と結婚したお父さんも。
今年もたくさんの面白いお話を伺うことができました。

毎年子どものTシャツを草木染めしてきましたが、今年は初めて泥染めのベンガラ染めに挑戦。
緑と赤とを選んで染めました。

お次はお父さんの押す船に乗り、海の洞窟からおやつを取ってきました。
おやつは、子どもたちの手作りのライ麦クラッカーとサクサククッキー。
お父さんには冷たいアイスコーヒーも。楽しい時間は瞬く間にすぎました。
幼児期に適した教育の大切さにご理解いただき、こうして園の運営にご協力くださり、お父さん方いつも本当にありがとうございます。
素敵なお父さん方ばかり、いつも助けられております。
今年は園庭のラズベリーが大豊作。幼稚園部では毎日収穫しては冷凍して保存しておき、水曜日のパン給食の時にジャムに煮ていただいています。2歳児プレ幼稚園クラスでは、お庭遊びの時間に採ってクラスの最後にお母さんと一緒にお味見を。甘酸っぱい香りが、口いっぱいに広がって、初夏の味を楽しみました。
園で飼育している野生メダカは三年目の今年も、ちゃんと赤ちゃんが生まれて元気に育っています!写真には写らないほど、まだとっても小さいのですが、、、親メダカの間をちょこちょこと泳いでいます。今年はこの水瓶に入れたまま、無事に冬も越しました。室内で飼うよりも、環境が安定して生存率が高いように思います。
今年も九州の友人たちから届いた無農薬の青梅を、梅干しや梅シロップに仕込みました。全部で使った梅は15kg以上!子どもたちのヘタ取りもお手のものです。梅の香りに包まれた梅仕事は、初夏の風物詩ですね。梅シロップは、毎日発酵していく過程を眺めて、いつ飲めるかな〜と心待ちにしています。
こちらはクラス番外編。おじいちゃん先生(園長父)の無農薬畑に出かけての、玉ねぎ掘り企画がありました。なんとおまけでいちご摘み放題も!子どもたちは、玉ねぎよりもこちらの方が嬉しかったみたいです。土に存分に触れて、いろんな野菜の育ちが観察できて、お母さん方も興味津々でした。次回を楽しみにしていてくださいね!
葛切りで七夕ゼリー

牛乳・卵・白砂糖を使わない
シュタイナー幼稚園のレシピ

今回は、七夕の季節にぴったりのおやつです。

天の川:葛きり(はがきサイズ2枚分)
  • 葛パウダータイプ 10g
  • 水 30g
お星さま:ジュースゼリー
  • ブドウ・リンゴ・オレンジストレートジュースなどお好みのジュース
  • ジュース一缶190ccに水80cc
  • 寒天パウダー 2g
  • 葛 4g
星屑:白玉団子
  • 白玉粉 適量
  • 水 適量
仕上げのリンゴジュース 適量
作り方:天の川
  1. ボウルに材料を入れホイッパ-でよく混ぜる。葛は沈みやすいので、その都度かき混ぜて使う。
  2. 鍋にお湯を沸かし、薄いバットに①を薄く流し込みお湯に浮かべる。
  3. 四隅が透明になってきたら、容器にお湯を静かに流し込み全体が透明になったら取り出す。
  4. 容器ごと水を入れたボールに入れ、冷やしたら容器から取出し、 濡れたまな板と濡れた包丁で細長く切る。くっつくので切ったものを飾りつけるまでは水に入れておく。
作り方:お星さま
  1. 鍋に材料全て入れ、耐熱ゴムベラでよくかき混ぜる。
  2. 中火にかけ、絶えずかき混ぜながら沸いてから2分位加熱し、濡らした容器に流し込む。荒熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める。
  3. 型からはずし星の型で抜く。
作り方:星屑
  1. 白玉粉に少しずつ水を加え耳たぶの硬さにし、よくこねる。
  2. 沸いたお湯の中に好みの大きさにしたものを入れ、浮いてきたら冷水にとる。
仕上げに
  1. 少し深みのあるお皿に葛きり(天の川)と星ゼリーをかざり、静かにリンゴジュースを注ぐ。

お知らせ

CAT-V「みんなのテレビ」

cat-v「みんなのテレビ」にて虹のこども園幼稚園部の保育の様子が特集されております。普段、ご覧いただけない園での豊かな暮らしをのぞいていただけると思います。webからもご覧いただけます。

9/7(土)〜9/8(日)
「直感教育コミュニケーション講座〜トーマス先生をお迎えして」先行ご案内

4年目になります、トーマス・ペドローリ先生をドイツからお迎えしての直感教育コミュニケーション講座、今年はより本格的に2日間かけて学びます。 対人関係、コミュニケーションの難しい子どもが増えている中で、ヨーロッパのシュタイナー教育の現場から生まれた、今とても注目されている直感教育。 大人自身の感覚体験の癒しと学びにもなります。子育て中の方はもちろん、子どもに関わるお仕事やご環境にいらっしゃる方にもぜひお勧めしたい内容です。詳しくは、次号でご案内いたします。

1日目 9/7土 10:00〜17:00
2日目 9/8日 9:30〜16:00

*二日間を通しての講座となります
*大人のための講座となります。お子さん連れでのご参加は難しいです。

会場 仙台市東仙台コミュニティセンター 2階大広間
参加費 12,000円
お申し込み先 info@sendaiyunta.com

連載エッセイ
「小さな声が聞こえるところ」

今月の更新は7/3新月、7/17満月です。どうぞお楽しみに。